●別冊旅日記 2003 〜はじめてのアメリカ一人旅〜
[あとがき]

なんとか旅をしてから一年以内に旅日記を完成させる事ができました!
SXSWの時は一年以上経ってたね…。
終わってしまうと、すぐ次、次ってなってしまうのは私の悪い癖です。
スミマセン。
今振り返ると、本当に行ったんだなぁなんて他人事のように思ったりする。
まるで夢でも見ていたみたいだ。でもちゃんと行って来たのね。
旅をして半年の間に、N.Yで出会ったElliott Smithは死んでしまい、Neil Youngは来日した。
Elliottに関しては、もう言葉もない。
良い思い出なんか欲しくないから、生きた彼からこれから産まれる曲をたくさん聴きたかった。
残念だ。
Neil Youngは武道館で観る事ができた。アトランタの野外と違って、ステージセットも凝っていてストーリーに合わせたセットや出演者がいて面白かった。

旅に出た理由は、厄落としで、去年前厄だと思ってたのだけど、どうやら本厄だったらしい。
知ってたら行かなかったかもしれない。
なんにしろ、この旅が私にとって厄落とし以上の、物凄い貴重な経験になった事は間違いない。
この経験を、次のステップにつなげよう。
また行きたいから。

以下今回の旅でした。

6/5  成田発15:25

 N.Y(JFK)14:55着
6/6  Elliott Smith Live at North six
6/8  NYC(Laguadia)発9:15

 Detroit/Metro 経由

 Chicago(Ohare)12:32着
6/9  Cold Play Live at U.I.C Pavillion
6/10  Chicago発(Ohare)10:45

 Detroit/Metro 経由

 Atlanta15:30着
6/11  Neil Young & the Crazy Horse at Chastain Park
6/12  Atlanta発11:50

 MPLS/ST PAUL経由

 成田17:05着


フフフ バッタバタ。
旅行中、旅に出なかった場合の自分を想像した。
いつもとたいして変わらない生活をしてる姿が目に浮かんだ。
旅に出たから、恐かったり、出会いがあったり、嬉しかったり、ハラハラしたり
街を眺めたり、ホコリを吸い込んだり、顔を合わせたり、ソーダを飲んだり
走ったり、歩いたり、乗り換えたり、笑ったり、泣きそうになったり
勇気をだしたり、開き直ったり、毛穴が開いたりした。
世の中の6月5日と、私が旅に出た6月5日は同じ日でも全然違う。
とても特別な日。
誰にでもそんな特別な日があるはず。

ソローの言葉の通り、最も積極的な生き方は、常に日常から退く事。
なかなかできそうで、できないけれど、日常は嫌でも日常だから Travelling without movingで 私達はその気になりさえすれば、いつでもどこでも旅をする事ができるのだ。
最後に、この旅に「行ってこい!」と背中を押してくれた、アズベリーパークの斉藤氏、色々紹介してくれたwhacho氏、手代木氏に心から感謝します。
ありがとうございました!
読んでくれたあなたもアリガト。




| おしまい |

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