●別冊旅日記 2003 〜はじめてのアメリカ一人旅〜
[chicago/2日目]

あのね、私はオオモトは活発なんだけど、自分一人の事になるとすっごく出無精で動かない方なのね。
と、言っておいて旅中の私はどうかというと、自分でも驚くほど行動するのでした。
シカゴ2日目。昨日とはうって変わっての快晴!夏並みに暑い。
今日はCold Playのライブがある。私の手にチケットはない。でもライブは夜だし、何とかなるかと「地球の歩き方」片手に街へ出た。ちょっと歩けばミシガン湖、その湖沿いに公園と美術館。
バスも電車もあるけど、遠目にシカゴ美術館が見えるんだから歩くべし!
あらゆる街角に黒人が立ちんぼしてて、新聞買ってくれーとかなんとか言ってた。
車椅子に乗って手に紙コップを持ち、お金を恵んでくれるのを待ってる人もいる。
その人帰りに見た時は河岸変えよーって車椅子でバックして場所選びをしてた。
歩けんじゃん。


ここで前に聞いたホームレスの話。
知人がL.Aを歩いてると女性のホームレスがいた。"give me money"と声をかけられたが、彼は見て見ないふりをした。そしたら「私を無視するのは間違ってる!」と怒られた。
彼は、まぁ多少気の毒だなぁくらい思って見ないふりをしたのだけど、彼女にしてみればプライドを持ってホームレスなので失礼ね!って事だったらしい。


US2003 シカゴ美術館。ピカソ・ダリ・シャガール・モネなど有名な画家の絵がたくさんで面白かった。
油絵は好き。油絵を描く前に作家がちょろっと描くデッサンも味があって好き。
子供の頃絵を習ってたので、憧れをもっていつも絵を観る。
印象に残ったのは、アメリカの画家エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」という絵。
深夜のカフェのカウンターでコーヒーを飲んでる男女がガラス越しに見えるというもの。
有名なので検索して観てみてね。
そうそう、棟方志功の版画や日本の仏像もあって、パワーのあるものは海なんかひとまたぎで超えるんだなぁと思った。なんか自分が日本人である事を誇りに思った。
美術館の空気ってシーンとしてて、ちょっと緊張感があって好き。
ひとつの絵の前に立つと、その絵にすっと入り込んで行く気がして異空間にいるような気分になる。
US2003 美術館や博物館に行く時は一人で、時間をたっぷり用意して行きたい。
入り口には二頭の大きなライオン像があってNY市立図書館を思い出した。
シカゴといえばBullsなんだから牛にすればいいのに。
街のパン屋さんでスタッフドピザを食べてユースに戻り、洗濯等をした。
おっ日常的。
私は写真てものを撮ったり撮られたりするのがあまり得意じゃないのだけど(ファンのみなさんいつもスイマセン)今回シカゴでは撮ってみた。なんせ自分しかいないので。ちょっとでも雰囲気が伝わればいいなぁ。


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