●別冊旅日記 2003 〜はじめてのアメリカ一人旅〜
[帰国]

帰国日。帰りはミネアポリス経由成田。

アトランタは行く前までホントに不安な街だった。でも行って、一番好きになった。アトランタの人は「南部はいいよ」ってみんな言う。N.YやSFと違って、人が土地に住みついてる感じがした。
アトランタが旅の最後で良かった。とても良かった。

US2003 帰りの飛行機で隣になった人は、ホルヘさんという陽気で礼儀正しいブラジル系の男性だった。ミネアポリスまでの約2時間ずーっと会話した。North Westの社員で、家族を愛していて写真を見せられた。
奥さんがめちゃめちゃキレイでびっくりした。(失礼)「ホルヘさん幸せ者だねー」と言ったら「みんなにそう言われる」と言いつつ妻に物凄く感謝してると笑った。「君のボーイフレンドも幸せ者だ」なんて言われてこっちも笑ってごまかした。アメリカでは結婚したカップルの60%が3年で離婚するらしい。(多分)

私が単語がわからなくて聞き返すと、別の簡単な言葉に言い換えたりしてくれたので、会話を続ける事が出来て楽しかった。日本人は学校で6年も英語を習うのに話せないんだよと言うと、それは話す必要がないからだと言われて納得した。外国に住む事になれば、嫌が応でもその国の言葉を話さなければ何もできない。
アメリカに住む外国人はみんな発音なんか関係なくガンガン喋る。最初にアメリカでツアーした時「Rika, don't be shy!」と言われた。いざとなれば!ってやつで何とかなるもんだけど、移住した人には毎日が「いざ」って日なんだろうなと思った。

飛行機の好きなとこ。わりと低い高度を飛んでる時、見下ろすと地上に雲の影が見えるとこ。人間は飛行機を創って正解だと思う。絶対あり得ない目線から世界を見る事ができるから。シカゴ美術館で絵を観た時もそれを感じた。ふだんの目線や角度をちょっと変えただけで世の中は違って見える。





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